今日の御成門小

1年研究授業 ー道徳ー

2017年12月7日 16時54分

昨日、港区教育研究会道徳部の研究授業を1年2組で行いました。

「物の価値を考え、持ち物を大切に使おうとする態度を養う」ことをねらいと
した授業を行いました。
「ランドセルは12さい」という、沖縄県の小学校の実話を教材に使いました。

姉に譲られたランドセルを使う主人公が、友達のランドセルが新しく光っているのを見て、
うらやましく思うのですが、姉からランドセルを譲られたときのことを思い出し、ランドセル
を靴のつや出しクリームで磨きました。主人公は、光ってきれいになったランドセルを見て、
姉のランドセルを使い続けることに決めました。6年間使い続け、卒業を迎えた「6年生を
送る会」で表彰された話です。


授業の初めに、6年生のランドセルの実物を提示し、6年間使っている物をイメージしやす
くして教材への興味・関心を引き出しました。


「新しい物」と「古い物」との間で揺れ動く主人公の気持ちを自分との関連で考えました。


ランドセルを磨いてみた主人公の気持ちを考えることで、ランドセルには、お姉さんが長く
大切にしてきたという思いがあることに気が付きました。


物を長く大切に使うことのよさについて考えるために、12年間使ってもらったランドセルの
気持ちを考えました。

授業の最後には、これまでの自分の生活を振り返り、これからも大切にしたい物へ手紙を
書きました。そして、物を大切に使おうとする気持ちを高めました。


物の豊かな現代社会において、子供たちは必要な物があればすぐに手に入る環境にお
かれています。
物の本当の価値を考え、大切に使う態度を身に付けることは大切なことです。